此処で今さっき実際にあった話をひとつ、話そう。
いつも通りpixiv巡りに夢中になってた俺。
リビングに居た兄弟達は皆テレビに釘付けになっている。どうやらお笑い番組を見てるらしく、pixiv巡りに夢中になってた俺にも時より兄弟達の笑い声聞こえてくる。
そんな中、弟がふと独り言をぼやいた。
その‘独り言’が俺にとてつもない衝撃を与えるとも知らずに…
「シズちゃんって消えたよね。」
…待て。シズちゃん…だと…?
―平和島静雄。通称シズちゃん。最近俺の周りでも人気のアニメ、デュラララの重要人物でもあるキャラクターだ。
勿論周りに人気があるだけではなく、俺自身もかなり気に入ってるアニメだ。
その証拠に普段は自分から小説を買う事のないこの俺でも、7巻ある内の4巻まで集めてるという始末。
常時金欠であるこの俺が、だ。
…少し話が脱線してしまった。
取り合えず俺が今かなりハマっているアニメのキャラを消えた、と突然ぼやく弟。
その瞬間俺の頭の中に様々な思考が張り巡らされた。
―消えたって…嘘だろ。シズちゃんが?
―てかまず何故弟はシズちゃんを知っている?まさか俺の小説勝手に読んだ…いや、これはない。あの馬鹿が小説なんて読むはずがない。
―じゃあ何故シズちゃんを知っている?あれか?デュラララじゃなくてド○えもんのし○かちゃんの事を言ったのか?
―…いや、それもないな。お笑い番組を見ていていきなりドラ○もんはおかしすぎる。
―じゃあ、じゃあ一体何故シズちゃんが消えたって言ったんだ…?
今になって思い返してみるととても馬鹿らしい事を必死になって考え込んでる俺の目に、とあるテレビのCMが移った。
その瞬間、全ての謎が明らかになった。
そのCMとは、とあるシャンプーのCMだった。
そう…南海キャンディーズのシズちゃんが出演しているシャンプーのCM。
すなわち、弟の「シズちゃんって消えたよね。」と言う発言は、とあるメーカーのシャンプーにいつも出ているはずの南海キャンディーズのシズちゃんがCM内に出ていないのを見ての発言だったのだ。
これが、わずか5秒の間に起きた出来事―。
うん、ごめん。小説みたいの目指した結果がこれだよ。うん。
半ばフィクション交ざってるけどほとんどがノンフィクションだよ!
追記にてコメ返ーっ
・紅
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